AOSPがサポートする端末として、今回「Xperia S」が加わることになったが、これはあくまで「実験的に」行ったことだとJBQは明かしている。 しかし、AOSPが行う様々な検証にGoogleが開発に関わっているNexusシリーズ以外の端末が使われることになるため、今回の「実験」は大きな意味を持っている。 この実験がうまくいき、サポート端末が非Nexusシリーズにも広がるような動きが出るようならば、より多くのメーカーがより早く最新バージョンのAndroidへのアップグレードを提供できるようになるかもしれない。 数多あるAndroid端末から、Xpeira Sが実験の対象になった理由として、JBQは「新しいGSM端末であること、ブートローダーアンロックを提供していること、AOSPに協力的なこと」の3点を挙げており、特に後の2点が重要であるとしている。Sonyはこの「Xperia S」開発前後から積極的にブートローダーのアンロックに関する情報提供を開始しており、このような協力の姿勢がGoogleに認められたとも言えるだろう。 なお、日本ではXperia Sをベースにした「Xperia NX SO-02D」が発売されている。

An experiment: Sony Xperia S and AOSP - Google グループ  Xperia S  Google AOSP              Nexus           - 70