iPhone 14ではminiがなくなり、「iPhone 14 Plus」という大画面モデルが登場しました。コンパクトなモデルが欲しい人は、継続して販売されている「iPhone 13 mini」を選ぶ手があります。 どのiPhoneを選ぶかに加えて、購入する時に悩むのがストレージの容量です。ストレージと容量は同じ意味で、データを端末内に保存できる量を示しています。音楽や写真、動画、アプリなどを保存するごとに、ストレージの空き容量は減っていきます。容量が不足すれば、新たに写真を撮ることすらできなくなってしまうのです。 iPhoneの空き容量を確保するために、大事な写真や動画を削除するのはとても残念です。とはいえ、あまりに大容量なモデルを買うのも無駄な費用がかかってしまいます。しかも、Googleフォトの無料での無制限利用が撤廃され、少ない容量でも工夫してたくさんの写真を保存しづらくなりました。 そこで本記事では、iPhoneの最適かつお買い得なストレージ容量の選び方を紹介します。今シーズンは64GB、128GB、256GB、512GB、1TBの5種類から選択できます。

64GBは敬遠すべき 128GBか256GBがおすすめ iPhone 14はそもそも10万円を超えるので、128GBのモデルに1万5000円足して256GBを手に入れるのも妥当 写真・動画をたくさん撮るなら512GBや1TBも視野に

下記の各iPhoneシリーズには、発売された年を記載しています。iPhoneはほぼ毎年、OSのメジャーアップデートがおこなわれます。4〜5年程度は最新OSで利用可能なので、そこを頭に入れておいてください。たとえば2022年に登場した製品は、2026年〜2027年頃まで最新OSが使えると予想できます。 つまり登場時期が古いモデルほど、最新OSで使える期間が短くなります。OSが古くなっても現役モデルとして使えますが、だんだんと新モデルとの差が大きくなります。安価でも発売年が古いモデルは、当然寿命が短いと考えてください。 チップはiPhone 13シリーズとほとんど変わらないA15 Bionic(GPUのコアが1つ増えたのみ)。iPhone 13からの大きな変化はほとんどないモデルです。 ただ、カメラは少し進化しています。新たな高画質化エンジン「Photonic Engine」が採用されて、美しい写真が撮影できるようになりました。また、バッテリー駆動時間が1時間ほど延びて20時間となっています。 ディスプレイ以外に内部の構成などに大きな変化はありません。ただ、本体も大きくなっている分、バッテリー容量もiPhone 14に比べて増えており、最大26時間の駆動が可能です。 また、本体の大きさに比して軽いのが特徴で、6.7インチの画面を搭載しながらも本体重量は203gとなっています。 最大の見どころはM型と言われたノッチが、楕円形のパンチホール「Dynamic Island」へと変わったことでしょう。また画面輝度も向上し、明るい屋外では最大2000ニトで表示可能に。ディスプレイの常時表示もできるようになっています。 メインカメラが48MPへと進化し、Photonic Engineも搭載しています。前世代モデルから多く進化ポイントがあり、間違いなく今シーズンの目玉機種です。 バッテリー駆動時間は、前世代モデルよりも1時間長い最大29時間となっています。 価格は6万2800円からとあまり安く感じませんが、性能を考えると妥当です。カメラはシングルなので、撮影にこだわりのある人にはおすすめしません。また、画面も4.7インチと小さいので、コンパクトなモデルが好きな人にはおすすめです。逆に、広い画面で作業したい人には向きません。 iPhone 8やiPhone SE(第2世代)などを使ってきた人が安心して買い替えるのに向く製品です。 iPhone SE(第3世代)レビュー、抜群の安定感で長く使いたい人にピッタリ iPhone 12に比べると、カメラの配置が斜めになっているのが外観上の最大の違いです。これは、カメラのセンサーが大きくなっているからです。見た目にもレンズ部分が大きくなっていることがわかります。カメラは明るくなり、手ぶれ補正も進化しているので、より簡単に美しい写真が撮れます。 動画撮影も進化して、シネマティックモードでの撮影が可能。複数の人が映っている際に、顔を認識して自動でフォーカスを合わせてくれます。チップはA15 Bionicを採用しています。 カメラ機能やチップはiPhone 13と共通なので、小さいけれども機能・性能は文句なしです。iPhone 12 miniではやや不満となっていたバッテリー駆動時間が、2時間ほど延びています。 iPhone 13シリーズをレビュー、進化した点や無印・Proの違いを中心に iPhone 11から進化し、高解像度(2532×1170ドット)の有機ELディスプレイを搭載。CPUはA14 Bionicを採用しています。本体カラーは5色から好みで選べます。 「iPhone 12」「iPhone 12 Pro」の注目ポイント・違いをレビュー iPhoneでは、「設定」アプリで[一般]→[iPhoneストレージ]と進んで調べることができます。表示に少し時間がかかることがあるので気をつけてください。 機種によって手順が異なるので、見つからない場合には設定メニューの検索で「ストレージ」で探してみましょう。 全体に容量が増加傾向で、iPhone 11やiPhone 12 miniがラインナップからなくなったこともあって、64GBの選択肢が減っています。全モデルで128GBと256GBが選べるようになったのもポイントで、この2つが一般的には選びやすいモデルと考えてよいでしょう。 容量はちょうど使い切るのではなく、いま使っているスマホの容量を調べて余裕を持って選ぶのが賢明です。これから2〜3年使うことを考えると、消費量の倍以上のモデルが望ましいでしょう。つまり、いま100GB消費しているなら256GBが推奨です。動画を頻繁に撮る人は、さらに余裕のある512GBも視野に入ってきます。 ポイントは、モデルごとの容量が2倍に増えていることです。64GBと128GBの差は64GBですが、128GBと256GBの差は128GBなのです。つまり、1クラス上げるごとに倍の余裕が生まれるわけです。 なお、表を見てもわかるように128GB以上が主流となっているので、64GBはあまりおすすめしません。下取りでも不利になりそうです。スタンダードな容量は256GBへと移行するでしょう。 たとえばiPhone 14 Proは128GBが14万9800円ですが、256GBなら16万4800円なので、「どうせなら256GBにしよう」と思う人が少なくないでしょう。512GBにすると、19万4800円と急に高くなる印象を抱きます。ところが、容量は倍増えているので妥当なのです。 1TBは、512GBから3万円の追加で買えます。容量あたりの価格だけを考えるなら、比較的お得です。動画をたくさん撮るユーザーにはおすすめできます。 画質は大変美しいのですが、4Kビデオは同じ時間(長さ)の動画を撮影しても2倍以上の容量を消費します。実際に撮影した動画を見ると、最高画質の「4K/60fps」の美しさにはうっとりしますが、容量は撮影時間が1分間で400MB、10分で4GB、100分なら40GBに上ります。64GBのモデルでは、合計30分程度の撮影が限界でしょう。 美しい写真や新機能は魅力的なので、容量を気にせずに使いたいものです。また、新しいアプリは一般に容量が増えがち。「今まで通りにしか使わない」と思っていても、多めの容量を選択したほうが無難です。 最近は定額制の音楽配信サービスや動画配信サービスが流行していますが、通信量が気になる場合は楽曲や動画をiPhoneにダウンロード保存し、オフライン再生して楽しむこともできます。また、ストリーミングサービス上にはないコンテンツは、iPhoneに保存するしかありません。 ところが、多くの音楽を持ち運ぶと容量がかなり消費されます。100曲で約1GB、1000曲だと10GBになります。アルバム50〜70枚程度で10GBになる可能性が高いのです。 いまや、1080p HDの動画が標準的な画質になったと言っても過言ではありません。とりわけ個別に購入する映画は、なるべく良い画質で見たいと思うでしょう。新しいiPhoneを買うなら、1080p HD前提で容量の必要性を考えてください。 映画の容量は、ダウンロード前にiTunesなどで確認できます。たとえば『インターステラー』の容量を調べてみました。1080p HDで7.15GB、SD画質で6.49GBです。映画コンテンツを10本持ち歩きたいなら、50〜70GBの容量は覚悟したいところです。 プレイしなくなったタイトルは、削除していけばストレージ容量を節約できます。もちろん、ゲームが好きで多くのタイトルをインストールしておきたい人は要注意です。 また、地図や電子書籍系アプリなども容量を多く消費します。新しく画面が美しいiPhoneでは、今まで使っていなかったアプリを使いたくなることもあります。 「写真はほとんど撮らない」「LINEで写真のやりとりもしない」といった人、ほとんど電話とメール、インターネットの閲覧くらいしかしない人なら64GBで妥協できるかもしれませんが、将来の下取りや買い取りでも64GBは不利になる可能性は低くないでしょう。もちろん型落ちや中古などでも、32GB以下のモデルはおすすめしません。 iPhone 13シリーズ以降は、128GB以上しか選択肢はありません。ビデオもさらに美しくなっているので、今後撮影の機会も増えるでしょう。そう考えると256GBもおすすめです。そもそもiPhone 13やiPhone 14シリーズは10万円を超えるモデルですから、128GBのモデルに1万5000円足して256GBを手に入れるのも妥当です。本体価格が高いほど、ストレージの容量を増やしたほうがお得感があります。 Googleフォトを有償で容量を増やすと100GBで2500円、200GBで3800円、2TBで1万3000円します(いずれも年払いの年額)。iCloudも50GBで130円、200GBで400円、2TBで1300円します(いずれも月額)。128GBから1万2000円追加して256GBを手に入れたとしても、3年ほど使えばクラウドストレージに費用を払うのとあまり変わらなくなります。 iPhoneを安心して使うためには、バックアップも大切です。すべてのファイルをバックアップするには、消費容量と同じストレージが要求されます。256GBのモデルを買って200GB使ったなら、パソコンにも200GB近い空き容量がなければなりません。iCloudへのバックアップも、基本的には近い空き容量が必要になります。本体の容量以外にも気をつけるポイントがあるわけです。

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