本記事では、筆者がこのようなLINEメッセージを表示・復号できない系のトラブルに見舞われたとき実際に解決できた方法をベースに、試したい対処法をまとめました。あわせて、エラーを起こさないための対策も紹介します。 なお、これらのメッセージは以下のケースに該当した際に表示されます。
同じOSの端末へアカウントの引き継ぎ(例:iOSからiOS)を行った際、メッセージのバックアップ・復元を行わなかった 異なるOSの端末へアカウントの引継ぎ(例:iOSからAndroid)を行った アカントの引き継ぎ中にメッセージを受信した
そこで、一部のメッセージが正常に読み込まれていないだけではないかと予想し、以下の方法でトーク履歴を再読み込みしたところ、解決できました。同じ症状で困っている人は、ぜひ試してみてください。 LINEアプリをアンインストールしてもLINEアカウント(友だちリストやスタンプ、アルバムなど)は消えません。また、しっかりバックアップが取れている限り、トーク履歴にも影響はありません。 もしくはホーム画面でアプリを「アンインストール」にドラッグしてもよいでしょう。 あとは、案内に従ってログイン作業を進め、トーク履歴を確認してみましょう。表示できなかったメッセージが、読めるようになっているかもしれません。 この点、前述のスマホ版LINEと同じように、Apple Watchから一度LINEアプリをアンインストールし、再びインストールしてLINEにログインし直すことで改善できているユーザーが多いようです。 困っている人は試してみてください。 Letter Sealingが有効化されたトークルームでメッセージを受信するには、各ユーザーにつき1つ割り振られた「暗号化キー」が必要です。 通常は、暗号化キーが変更されても問題ありません。しかし読み込みが上手くいなかったり、メッセージが未読状態だったりすると、暗号化キーの変更によって機種変更後の端末で特定のトークが表示されなくなる可能性があるのです。 この「Letter Sealing」設定は、かつては機種変更時など必要に応じてオフにできましたが、2021年10月現在はオフにできない仕様に変更されています。 Letter Sealingが有効になっているトークにおいて、旧端末で受信した未読メッセージは旧端末の暗号キーでしか解読できないため、新端末ではエラーになってしまう可能性があるのです。 確実にトーク履歴を引き継ぐには、未読メッセージを残さないことが重要です。 しかし、サブ端末でやりとりしたメッセージをスマホ版LINEで一度も確認しないまま機種変更をすると、暗号化キーの変更により新端末で閲覧できなくなる可能性があります。注意してください。 iTunes経由の暗号化バックアップ・復元は、LINEのサポート外の操作です。Letter Sealingのトラブルを含め、正常にトーク履歴の引き継ぎができない可能性があります。iTunes・経由によるLINEの引き継ぎは、なるべく避けたほうが無難でしょう。