iOS版LINEアプリではバージョンアップに伴い、「友だちを非表示にして削除する」操作ができない仕様に変更されています。 本記事では「ブロック削除」と「非表示削除」の違いに触れたうえで、今後の対応策を紹介します。なお、記事執筆時のAndroid向けLINEの最新版(バージョン9.13.1)では非表示削除の機能は残されており、従来どおり利用できます。

LINEで友だちを「非表示削除」できなくなった

左:以前は「削除」が選択できた右:現在は「再表示」のみ選択できる これまでのLINEでは、ブロックするには至らない友だちを「非表示」にしたのち、「非表示リスト」から削除することが可能でした。しかし2019年7月末頃、iOS版LINEアプリがバージョン9.12.0にアップデートされたことを機に、友だちを非表示にして削除する機能が廃止されています。 具体的には、LINEの「ホーム」タブから設定ボタン[]→[友だち]→[非表示リスト]と進んだ画面で、「削除」するメニューがなくなったのです。

「ブロック削除」と「非表示削除」の違い

ブロック削除(ブロックしてから削除)と非表示削除(非表示にしてから削除)は、どちらも友だちリストから相手を削除できる点で共通しています。しかし、ブロック削除と非表示削除の効果は大きく異なります。 簡単に言えば、ブロック削除は「相手をブロックした状態」が削除後も持続するのに対し、非表示削除は「相手を非表示にしただけの状態」が削除後も継続します。この違いが分かりやすいのはメッセージ受信の有無です。 もっと詳しくブロック削除や非表示削除について知りたい場合は、下記記事を参照してください。

PC版のLINEなら引き続き非表示削除できる

現在、iOS版のLINE(バージョン9.12.0以降)では友達を非表示にして削除することはできませんが、PC(パソコン)版のLINEを使えば、引き続き非表示削除がおこなえます。

PC版LINEにiOS版LINEと同じアカウントでログインし、非表示する友だちの上で右クリック。メニューから[非表示]を選択して非表示にします。

続けて、メニューボタン[]から[設定]→[友だち管理]と進み、「非表示リスト」内から削除したい友だちにカーソルを合わせて[削除]をクリックしてください。 最終確認の画面が表示されるので、[確認]を選べば非表示削除が完了します。なお、この操作はiOS版LINEにも同期され、該当の友だちが(非表示)削除されているはずです。

PC版LINEが使えなければブロック削除も

なお、PCはないけれどどうしても相手を削除したいときは、ブロックして削除するほかありません。 ブロック削除は、LINEアプリの「ホーム」タブ画面で設定ボタン[]→[友だち]→[ブロックリスト]と進みます。ブロックする友だちの右側に表示されている[編集]をタップし、[削除]を選べば完了します。