本記事では、LINEMOでeSIMを使うメリットや注意点、実際にeSIMを申し込んで回線を開通させるまでの手順を詳しく解説しています。 物理型のSIMカードの場合、申し込み後に自宅に郵送されてきますが、手元に届くまで2〜3日程度かかります(配送地域や申し込み状況によってはそれ以上の場合も)。 たとえばドコモのSIMカードを挿してドコモ回線を主回線として使いながら、LINEMOをeSIMで契約して副回線として使うといったことも可能です。わざわざスマホを2台持ちしなくても、仕事用とプライベート用など手軽に回線を使い分けられるのです(回線の使い分け方法は後述)。 レンタル・購入するとなれば自宅への配送に時間がかかったり、店舗まで取りに行ったり何かと手間がかかります。また、SIMカードは非常に小さいので交換した際に紛失してしまう恐れもあるでしょう。 しかし、eSIMであればオンラインで素早く手続きして利用できるようになります。もちろん紛失の心配もありません。 eSIMの再発行はMy Menuからの手続きが必要です。SIMカードへの切り替えは以下のページから手続きしてください(受付時間:9時〜23時)。 SIMの変更・再発行(LINEMO) 一方のeSIMの場合、別端末で使うには手続きが必要です。オンラインで手続きできるとはいえ、SIMカードに比べれば移行の手間がかかるのが難点と言えるでしょう。機種変更などに伴うeSIMの変更手続きは無料です。 たとえばiPhoneの場合、eSIMに対応しているのはiPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降の機種です。iPhone X以前の古い機種はnanoSIM(SIMカード)にしか対応していません。 Androidスマホも対応機種は限られているので、eSIMを選択する場合はLINEMOの回線を使おうとしているスマホがeSIMに対応しているかどうかを契約前に必ず確認してください。同じ機種でも事業者やキャリアによって対応していないケースもあります。 スマホのSIMロックが解除されているか確認する方法【Android・iPhone】 iPhoneをSIMロック解除(SIMフリー化)する方法、手続きのやり方と受付条件とは すべての機種がSIMロック解除に対応しているわけではありませんが、eSIMに対応している機種ならSIMロック解除も可能なはずです。 なお、スマホの購入元によっては購入から101日以上経過していないとSIMロックを解除できなかったり、契約状況によってはSIMロック解除に手数料が発生したりするケースもあります。詳細は各キャリアの公式サイトを確認してください。 NTTドコモ au ソフトバンク iPhoneであれば基本的にどの機種もLINEMOに対応していますが、特にAndroidスマホの場合は機種や購入元によって動作確認がとれておらず、契約してもLINEMOの回線を使えない恐れもあります。対応機種はLINEMOの公式サイトにて確認できます。
クレジットカード(VISA・Mastercard・JCB・American Express・Diners Club) 口座振替(翌月の26日頃に引き落とし) PayPay残高
なお、消費税・ソフトバンクまとめて支払い(キャリア決済)・コンテンツ情報料をPayPay残高で支払うことはできません。契約時に必ずクレジットカードまたは口座振替を支払い方法に選択したうえで、My MenuでPayPay残高支払いの申し込みが必要となります。 たとえばスマホプラン(税込2728円、うち消費税248円)の基本料金をPayPay残高で支払う場合、税別価格の2480円をPayPay残高で支払うことはできますが、消費税分の248円はクレジットカードまたは口座振替にて支払わなけばなりません。 支払方法(LINEMO) 事前にGmailなどでメールアドレスを発行し、会員登録で使用したメールアドレスを変更したうえで乗り換えるのが安心でしょう。 まずは以下のリンクからLINEMOの公式サイトにアクセスしましょう。 SIMタイプでは「eSIM」を選んでください。利用予定の端末を選択したら、注意事項を確認しつつ画面を下までスクロールし、[サービス選択に進む]をタップします。
ミニプラン:月間データ容量3GB、月額990円(税込) スマホプラン:月間データ容量20GB、月額2728円(税込)
必要に応じて、通話オプションや保証などに加入するかどうかもあわせて選択してください。それぞれ選択したら、[写真の撮影に進む]をタップして次に進みます。 [本人確認書類の選択に進む]をタップ。撮影する本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)を選択し、[書類の撮影に進む]をタップします。 本人確認書類は正面・斜め・裏面の3回、顔写真は静止画と動画の2回撮影をおこないます。 支払い方法をクレジットカードまたは口座振替から選んでください。いずれも入力・登録を済ませたら、[重要事項の確認に進む]をタップします。 iPhoneでスクリーンショットを撮る方法──背面タップ、仮想ボタン設定、全体スクショも解説 Androidスマホでスクリーンショットを撮影する方法──音消しや全画面スクショも解説 メール本文に記載されたURLをタップすると、「LINEMO かんたんeSIM開通」というアプリを入れる画面に切り替わるので、インストールしておきましょう。 なお、「LINEMO eSIMかんたん開通」アプリを使わずに開通手続きをおこなう方法もありますが、今回はより簡単に手続きできることから、アプリを使った方法で解説しています。 案内に従って画面を進め、利用規約を確認・同意して[次に進む]をタップします。 回線を開通する端末(=アプリを開いている端末)がeSIM対応端末か、ストレージの空き容量があるかどうかのチェックがおこなわれます。すべてクリアしたら[次へ進む]をタップしてください。 Androidスマホのストレージを減らす方法 特に空き容量を増やせた5つの施策とは iPhoneであれば基本的に設定ファイルをダウンロードするだけでAPN設定は不要です。もし通信が正常にできない場合は、以下のヘルプページを参照してください。 eSIMプロファイルをダウンロードした際にエラーが出た時の対処法(LINEMO) iPhoneやスマートフォンでAPN設定(モバイルネットワーク設定)をしたにもかかわらず、通信できない(LINEMO) Androidスマホの場合、手動でのAPN設定が必要です(以下参照)。 ここではAQUOS sense6を使った方法で検証・解説しています。機種によって操作手順が異なる場合があります。 [モバイルネットワーク]をタップし、[アクセスポイント名]を選択してください。 APN一覧で「LINEMO」が選択されていることを確認し、再びeSIMかんたん開通アプリを開いて[次に進む]をタップすれば完了です。 「接続テストをしよう」の画面が表示されます。eSIMの回線を利用できるまで少し時間がかかるので、しばらく待ちましょう。画面には「15分ほど」と記載されていますが、筆者のケースでは3分ほどで完了しました。 開通が完了すると、登録完了メールが届きます。その後、[LINEMOの接続テストをはじめる]をタップし、端末を再起動してください。 iPhoneを再起動・強制再起動する方法 機種別やり方まとめ Androidスマホを再起動する4つの方法 強制再起動や電源ボタンを使わないやり方も なお、回線をLINEと連携させておくと便利です。LINEMOのLINE公式アカウントのトーク画面から契約内容・請求金額の確認や問い合わせなどの画面にアクセスしやすくなるほか、スタンプが使い放題となるLINEスタンププレミアム(月額240円相当)を無料で利用できる特典なども開放されます。 LINEMO公式アカウント 原則として、eSIMで契約すると「副回線」にLINEMOの回線が表示されます(SIMカードで契約した場合は「主回線」)。主回線・副回線というのは単なる名称に過ぎず、大きな違いはありません。