Twitterのスペースは元々、音声によるライブを配信・聴取するための機能でした。当初は終了した配信の内容をシェアする方法はありませんでしたが、2021年10月よりスペース配信の録音機能の提供が始まり、リアルタイムで聴けなかったリスナーに対しても配信をシェアできるようになっています。スペースに今回導入されたクリップ機能では、30秒という短い場面をピックアップしてユーザーにシェアできるようになります。 certain Hosts on iOS can now clip 30 seconds of audio from recorded Spaces to share, everyone on iOS can see & listen to clips on the Timeline—coming to Android and web real soon pic.twitter.com/DZcV1dzGaz — Spaces (@TwitterSpaces) March 18, 2022 スペースの切り抜き機能は、まずiOS版アプリの一部ホストに対して機能を開放します。対象となったホストは、自身の配信したライブの録音から30秒間のシーンを切り取ってシェアできます。シェアされた切り抜きデータは、すべてのiOS版アプリユーザーがタイムラインから聴取可能です。なおTwitterは、Android版アプリとWeb版Twitterも間もなくスペースの切り抜き機能に対応するとしています。 配信の切り抜きは、YouTubeのような動画プラットフォームで盛んに利用されています。単なるライブ配信の録画だと、数十分から数時間のような長い時間になってしまうこともあり、ユーザーの視聴のハードルを上げてしまいます。そのためYouTuberや第三者が数分程度の切り抜き動画を作成し、動画へのエンゲージメントを高めるといった行動がおこなわれています。 Twitterのスペースでも長時間の録音配信ではなく、30秒という気軽に聴ける時間で配信のベストシーンを共有することで、配信のファンの創出といった効果などが期待できるでしょう。

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